|
|
決勝戦 |
FCアビオン |
2−1 |
グロメッツ大高ユナイテッド |
前半
0−1
後半
2−0 |
|
|
「雨中の激戦、FCアビオン初代王者へ!!」 |
雨天の決勝となった試合は奇しくも第一回ミズノカップと同じ顔あわせとなった。
先制したのはグロメッツ、前半途中の得点で試合はヒートアップ。ほぼ互角の展開も若干グロメッツがポゼッションでは上回る展開となった。インターバルが二試合のグロメッツと一試合のアビオンの差がやや出ている感もあり。ただ決定機の数、枠内シュートの数ではアビオンに軍配があり、予断を許さないまま後半戦へ。
雨もより激しくなり、スリッピーな芝に苦しむ両チーム、ラフプレーも多く緊迫した状況が漂う。しかしながらここで地力を見せたアビオン、センタリングに対する対応へのグロメッツGKの一瞬の躊躇を見逃さずゴールに結び付け同点に。さらにPKをゲット、これはゴール枠を外すももう一点追加し逆転。
そのまま逃げ切り初代優勝に輝いた。
|
3位決定戦 |
緑クラブ |
5−0 |
蹴人倶楽部 |
前半
4−0
後半
1−0 |
|
|
「連戦蹴人倶楽部、力尽く…」 |
トーナメント表の関係上一試合インターバルのあった緑クラブと連戦であった蹴人倶楽部、何度も対戦しており実力的には緑クラブより劣る蹴人倶楽部であったがこの日のコンディション差がさらに拍車をかける形となった。
案の定試合直前から蹴人倶楽部陣内に襲い掛かる緑クラブ、前半だけで怒涛の4得点、シュート数は緑クラブ10(内枠内シュート8本)に対し蹴人倶楽部は4(内枠内シュート0本)、後半こそほぼ互角の展開に持ち込んだものの、ドリブルシュートからGKまで抜き去って1点を奪われ万事休す。
緑クラブが順当に3位の座を確保した。なお緑クラブはGKが一回戦で退場している為、フィールドプレーヤーがGKを努めながらも無失点、3位に終わりながらもそのポテンシャルの一端を垣間見た。
|
一回戦第一試合 |
グロメッツ大高ユナイテッド |
3−1 |
緑クラブ |
前半
2−0
後半
1−1 |
|
|
「カウンターマスター、グロメッツ 緑クラブを屠る!」 |
華々しいオープニングセレモニーと共に開幕したミズノチャンピオンズカップ、開幕戦は対照的なスタイルの顔合わせとなった。個々の高い技術でポゼッションサッカーを展開する緑クラブ、堅い守りからのカウンターを繰り出すグロメッツ、スタイルの通りゲームを支配する緑クラブであったが、グロメッツのカウンターが鋭い2突きを緑クラブゴールに突き刺した。前半のグロメッツのゴールはいずれもカウンター。素晴らしいゴールであった。
0−2で折り返した緑クラブであったが後半開始早々セットプレーから1点を返す。左サイドからのフリーキックは低い弾道でGKが出られない遠ざかるボール、しかし触れば1点ものの絶妙なボール。これを押し込んだ緑クラブは1点差に。しかし相変わらず猛威をふるったのがグロメッツの必殺カウンター。GKとの1対1で相手を退場に追い込み、さらに試合終了直前にもカウンターからのゴールで3−1。
まさにカウンターマスター、グロメッツの素晴らしい試合運びであった。 |
一回戦第二試合 |
FCアビオン |
3−2 |
蹴人倶楽部 |
前半
2−1
後半
1−1 |
|
|
「熱戦、激戦、アビオン屈指の名勝負を制し決勝へのキップをもぎ取る!」 |
地力の差が出た前半戦、圧倒的にゲームを支配するアビオン、シュート数もアビオン13に対し蹴人倶楽部5。
アビオンの2点は完全に崩しきった2点に対し蹴人倶楽部はロングシュートによるもの。圧倒的な前半を終えたが後半蹴人倶楽部も目を覚ます。後半開始早々中央からドリブルで切れ込んでのループシュートで同点に追いついた蹴人倶楽部が徐々に押し返し、まさに互角の一戦を繰り広げる。ノーガードの打ち合いと化した30分、歓声、悲鳴、絶叫がこだまする中で残り5分、アビオンが入れた右からのアーリークロスを蹴人倶楽部DFが無理な体勢からクリア、しかし完全にクリアし切れなかったボールをボレーシュートで叩き込み、アビオンが残り5分を切ったところで勝ち越し点をゲット、3−2で蹴人倶楽部を突き放した。
勝ったアビオンは個々の技術の高さを大いに見せ付け、敗れた蹴人倶楽部も最後まで互角の勝負を見せ、大会屈指の名勝負となった。試合終了後の両チームに与えられた拍手の大きさがそれを証明していた。
|